「古いハイツ・アパートを相続してしまったが、どうしたものか…」
このようなお悩みを耳にする機会が最近増えてきました。
「面倒だから手放したい」という方もいますが、不労収入が得られるのですから、そのまま経営することをおススメします。
とはいえ、古いハイツ・アパートだと空室がある等、思うように行かないところもあるかと思います。
そこで今回は古いハイツ・アパートを相続してしまった場合、どのような対処方法があるのかを紹介して行きます。
せっかく土地をお持ちなのですから、できるだけ簡単に手放さない方が賢明です。
この記事を参考にしながら、今後について考えてみてください。
ハイツ・アパートを賃貸に出す
ハイツ・アパートを賃貸することで、毎月の収入を得ることができます。
また、賃貸物件として需要がある場合は、収入が安定することが期待も可能です。
しかしながら、賃貸物件として運営するには、建物の管理やメンテナンスなどの責任があります。
これらの責任を果たすためには、入念な準備が必要になります。
一つは、賃貸物件用の契約書を作成することです。
契約書には、入居者との関係を明確にするために、ルールや規則を明記することができます。
また、契約書には、家賃や敷金の金額、支払いの期限など、重要な情報を記載することができます。
さらに、賃貸物件を魅力的にするために、リノベーションやリフォーム等の改装を検討することもできます。
たとえば、外壁を塗り替えたり、内装を新しくしたり、設備をアップグレードしたり等をして、入居者へ魅力的な物件として付加価値をつけてアピールをするなど。。。
これらの改善を行うことで、賃貸物件の価値を上げ、入居者からの需要を高めることができ、 工夫をすることで、賃貸物件経営を成功させることができるでしょう。
ハイツ・アパートを売却する
ハイツ・アパートを売却することで、一括で大きな利益を得ることができます。
ただし、売却時の不動産価値や市場状況によっては、思ったような売却益を得られない場合もあります。
また、相続税などの負担もあるため、売却前によく検討する必要があります。
ハイツ・アパートを売却することで、新しい投資機会を探すためのステップとしても機能するかもしれません。
売却する際には、信頼できる不動産会社をパートナーに選ぶことも重要です。
不動産の仲介会社は価格設定、マーケティング、買い手との交渉、契約書の作成など必要な手続きや、ハイツ・アパートの販売活動を行い、より良い売却の条件を得るために交渉してもらうことができます。
さらに、ハイツ・アパート自体を改装して、売却価格を上げるのも方法のひとつです。
改装には、外壁塗装、内装リフォーム、設備のアップグレードなどが含まれます。
これにより、ハイツ・アパートの価値を高め、より多くの潜在的な買い手にアピールすることができます。
ただし、改装にはコストがかかるため、事前に予算を設定して、計画的に行うことが重要になりますので、売却する場合には、不動産価値や市場状況、そして相続税などの負担も考慮する必要があります。
相続税は、相続財産の評価額に対して課税されるため、高額の資産を相続した場合には、大きな負担となることがあります。
このため、もし可能なら相続前に相続税の計算や対策を行うことが重要であり、ハイツ・アパートを売却する際には、慎重な検討が必要になります。
ハイツ・アパートを自己利用する
ハイツ・アパートを自己利用することも一つの方法です。
例えば、自分自身が住むために利用する場合や、親族や友人に貸し出す場合などが考えられます。
ただし、建物の管理やメンテナンスなどの責任があるため、自己利用する場合でも入念な準備が必要をしましょう。
自己利用することで、自分の好みに合わせて部屋を飾ることもできます。
例えば、自分好みのカーテンやカラフルなクッションを置くことで、より快適な空間を作ることができます。
さらに、自己利用する場合は、部屋のレイアウトを自由に変更することもできます。
例えば、リビングルームを広くするために、ダイニングスペースをなくしてしまうなど、自分の住みやすい間取りに自由に変更することもできます。
自己利用する場合は、建物の管理やメンテナンスなどにも注意が必要です。
例えば、トイレやバスルームの水漏れや、電気の故障などが発生した場合は、すぐに修理する必要があります。
建物の外壁や屋根なども定期的にメンテナンスする必要があり、 建物の老朽化や設備の劣化などが見られる場合には、入念な準備がした方が良いです。
また、トラブルが発生した場合には、自分で対処することになりますので
これらのことを考慮し、自己利用する場合は、準備が必要ですが、自分の好みに合わせた空間を作ることができます。
ハイツ・アパートをリノベーションする
リノベーションとは、建物の外観や内装などを改装することで価値を上げて再利用することです。
これには、新しい生活スタイルに合わせてレイアウトを変更したり、より快適でな空間を作ったりすることが含まれます。
リノベーションの目的は、建物の価値を高め、現代的で快適な住環境を提供することです。
また、リノベーションによって、建物のデザインや機能性を向上させることもできます。
リノベーションには、予算、デザイン、施工プロセスなど、多くの要素が関わってきますが、専門家のアドバイスを受けることで、成功する可能性が高くなります。
ハイツ・アパートをリノベーションして、新しい用途に活用することもできます。
例えば、オフィスやカフェ、店舗などにリノベーションすることで、収益を得ることができます。
ただし、リノベーションにはコストや手間がかかるため、入念な検討が必要です。
以上が、ハイツ・アパートを相続した場合の活用方法です。
相続したアパートを有効に活用するためには、自身の状況や目的に合わせて、最適な活用方法を選ぶことが大切です。
ハイツ・アパート相続の流れ
相続することになったら、まず遺言書の有無を確認します。
そして相続を受ける人と相続する財産の調査をして財産が確定すると、遺言書がない場合は相続人全員で遺産分割協議を行います。
ハイツ・アパートを誰が相続するかが決まったら、不動産の相続登記をします。
相続税申告が必要な場合は、亡くなってから10ヶ月以内に手続きをします。
・遺言書の有無の確認
・相続を受ける人と相続する財産の確定
・遺産分割協議でどう引き継ぐかを決める
・相続登記を行う
・相続税の申告をする
相続した場合、まずは建物の状態を確認し、必要に応じて修繕やリフォームを行うことが重要です。
また、相続による負担や維持費用なども考慮し、最適な活用方法を選ぶことが必要です。
相続したハイツ・アパートを有効に活用するためには、不動産業者や専門家のアドバイスを受けることも有効です。
相続することになった際は、物件の収支状況や築年数等を考慮した上で経営をしていくか、または売却するのかについて検討しましょう。
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