農地の相続放棄と相続後売却はどちらがお得?
不要な親の農地は最初に相続放棄をしてしまうか、一旦相続をした後に売却をするかの2通りから選ぶのが一般的です。
相続する農地が早期売却できるあてがあるなら、一旦相続してしまうことをおすすめします。
すぐ売るのであれば維持コストもあまりかかりませんし、少額でも不労所得を得られればデメリットはありません。
問題になってくるのは条件が悪く、売れる見込みが少ない農地です。
条件が悪くても1年、2年と市場に売り出していれば、いつかは売れる可能性があります。
しかし、売れるまで時間がかかればその期間中の維持費を負担しなければいけませんし、売れ残ったら実質的な負債となってしまいます。
相続放棄の内容を理解した上で遺産に占める農地の割合で決める
相続放棄か相続後売却かを考える上で必ず理解したいのが、相続放棄をしたら全ての遺産を手放すことになるということです。
農地が不要だからと言って相続放棄をすると、預金口座やその他金品など全てを手放すことになってしまいます。
そのため、多くの方は農地はいらないけど、他の遺産が欲しいから相続放棄はしないのです。
相続放棄をするかどうかは、遺産に占める農地の割合がどれくらいかで決めましょう。
もし遺産が農地だけなら、相続放棄をしても何ら問題がないかと思います。
将来的な管理コストも考えると、不要な農地が全体の3割を超える場合は相続放棄、それ以下なら相続をするのがおすすめです。
あやめ不動産では【農地の売却・有効活用(農地の土地開発事業)】を専門とするため、他社よりもスムーズにお話を進めることができます。
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相続した農地を売りやすくするポイント
相続した農地は直近まで耕作放棄されていることも多く、状態は決して良くありません。
農地自体、基本的に農家にしか売れないという強い制限があって売りにくいので、かなり苦戦することを想定しなければいけません。
ただ、相続した農地を売れやすくするために施策をおこなうこともできます。
ここからは、成約率をアップさせるコツを紹介します。
まずは第一印象をアップさせる
条件がどんなに良い農地でも、第一印象が悪ければ売れ残ります。
その逆も然りで、条件の悪さを見栄えの良さでカバーするのは十分可能です。
遠方の農地を売却する場合は一度現地で現況を確認した上で、対応することをおすすめします。
農地を転用してから売る
農地転用とは、農地を潰して宅地などにする方法です。
転用をすれば農家にしか売れないという制限がなくなる他、用途が増えるので売れやすくなります。
ただ、農地を転用するためには農業委員会の許可が必要なので、確実に転用できる訳ではありません。十分注意しましょう。
相続した農地の売却にかかる税金・手数料
相続した農地の売却にかかる税金・費用は、基本的に以下の4種類です。
・印紙税 ・登録免許税 ・譲渡所得税 ・仲介手数料
相続した農地の売却は余裕を持って進めていこう
相続した不要な農地は、出来るだけ早く売り払ってしまうのが理想的です。
しかし、近年の農業人口の急減も相まって、農地を売るのは簡単ではありません。
状態の良い農地だとしても、最低半年~1年くらいは売れるまでかかると想定して、長めにスケジュールを設定
しておくことをおすすめします。
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