相続で土地を受け継いだものの、「どう活用すればいいかわからない…」「売るべき?貸すべき?」と悩む方は多いのではないでしょうか。
相続した土地は、放置すると 固定資産税 などの維持費がかかるだけでなく、雑草や管理不足による 近隣トラブル にもつながりかねません。
そこで今回は、相続した土地を上手に活用するための 基本ステップ をわかりやすく解説します。
ステップ1:現状を把握する
まずは「どんな土地なのか」をしっかり把握することから始めましょう。
※登記情報の確認
誰の名義なのか、共有状態になっていないかをチェックします。
→ 法務局で登記簿謄本を取得できます。
※土地の種類を確認
宅地・農地・山林など、種類によって売却や活用の方法が変わります。
特に農地は「農地法」の許可が必要なケースが多いので注意。
※固定資産税評価額を把握
市町村から届く固定資産税通知書で、土地の評価額を確認しましょう。
将来的な税金対策にもつながります。
💡 ポイント
相続登記は 2024年4月から義務化 されています。
名義変更を放置すると罰則や売却不可のリスクがあるので、早めに手続きを。
ステップ2:土地の価値を調べる
土地活用の方向性を決めるには、まず その土地がどれくらいの価値があるのか を知ることが大切です。
※不動産会社に査定依頼
複数社に無料査定を依頼すると相場がわかります。
※用途地域や建築制限を確認
住宅地か商業地かによって、活用方法が大きく変わります。
※将来性を考える
近隣の開発予定や人口動向もチェック。
→ 今は田舎でも、数年後に開発が進むエリアかもしれません。
ステップ3:活用方法を検討する
ここで「売る」「貸す」「自分で活用する」の3つを比較しましょう。
1. 売る(現金化)
・メリット
-管理や固定資産税の負担がなくなる-
–相続人同士で分配しやす-
・デメリット
-将来の価値上昇を逃す可能性がある-
-売却益に譲渡所得税がかかる場合あり-
おすすめケース
すぐに現金が必要な場合、管理できない遠方の土地など。
2. 貸す(収益化)
・メリット
-安定した収入が得られる-
-売らずに所有権を維持できる-
・デメリット
-初期投資や管理の手間がかかる-
-空室リスクや賃料滞納リスクがある-
-貸し方の例-
駐車場として貸す
アパートや戸建てを建てて賃貸経営
農地なら農家に貸す
3. 自分で活用する
※家を建てて住む
※事業用地として利用
※趣味や農業のために使う
将来のライフプランに合わせて検討しましょう。
ステップ4:専門家に相談する
土地活用は、法律や税金が絡む複雑な分野です。
一人で判断せず、専門家に相談するのがおすすめです。
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不動産会社:査定や売却サポート
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税理士:相続税・譲渡所得税対策
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司法書士:相続登記手続き
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行政書士:農地転用の許可申請
複数の専門家と連携することで、トラブルを未然に防げます。
相続した土地を放置すると、税金・管理・トラブルという負担が積み重なります。
以下の4ステップで、計画的に進めましょう。
1.現状を把握する(登記・種類・税金)
2.土地の価値を調べる
3.売る・貸す・活用するを比較
4.専門家に相談する
早めの判断が、土地の価値を最大限に活かすカギになります。
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