売却して収益を得る方法
農地は、売却して収益を得るのも手段です。
農地を将来的に活用する予定がなく、管理するのが負担になる場合は、売却を検討しましょう。
とはいえ、農地の売却方法には、「農地として売却する」「転用してその他の用途の土地として売却する」など複数の方法があります。
農地集積バンクを利用して売却する
農地を売却する際は、農地集積バンクを利用するのも手段です。
農地は農業関連の方にしか売却できないこととなっているので、なかなか引き取り手を見つけきれないケースがあります。
農地集積バンクは、農地を集約し管理している機構です。
農地の売却に関して、以下のようなメリットがあります。
・個人で売却先を見つける手間を省ける
・大規模農家へ貸し出す手続きを行ってくれる
・トラブル発生時は窓口として対応してくれる
農地を売却する際、農地集積バンクを利用すれば、スムーズに売却につなげられる可能性があります。
利用する場合は、市町村へ連絡してみることをおすすめします。
農地として売る方法が分からない方におすすめです。
転用して不動産として売却する
農地より転用したら、農家以外の方にも売却できるようになります。
というのも、農地を売却する際は、「農業関係者」と売却対象が限られます。
農地を不動産として売却できるよう、転用手続きを行うのがおすすめです。
農地を転用するには、農業委員会の審査に通過し、許可を得る必要があります。
対象範囲が広がれば、より高く売却できる可能性があります。
ただし、立地条件などによっては、審査に通過できない可能性があるので注意が必要です。
農地転用後の活用方法
農地は転用により活用の幅が広がります。
転用後の使用目的によっても、審査結果が異なるので、あらかじめ決めておく必要があります。
「駐車場として活用する」「アパートを経営する」など、様々な活用方法の中から、最適な方法を選びましょう。
周辺環境との兼ね合いも重要です。
駐車場経営を行う

住宅街に近い場所に農地を保有している場合、駐車場経営を行うのも手段です。
月極駐車場などとして運用すれば、定期収入を得られます。
とくに、都会など駐車場が不足している立地であれば、駐車場としての需要が高いです。
もちろん、農地を駐車場として利用するには設備投資が必要ですが、それほど高額な費用はかかりません。
初期投資をそれほどかけずに農地で収益を得たい方は、駐車場経営を検討しましょう。
太陽光発電を行う
農地は日当たりの良いケースが多いので、太陽光発電にぴったりです。
太陽光発電を行うにはソーラーパネルの設置が必要なので、数百万円と高額な初期費用がかかります。
とはいえ、一度初期投資をすれば運営コストはあまりかからないので、効率的に収益を得られるのが魅力です。
太陽光発電を行う場合、充電収入を得ることとなります。
また、太陽光発電には国からの補助金があるので、比較的アプローチしやすいです。
なお、農地で農業を営んでいる場合は、農業と太陽光発電を併用して運用することも可能です。
ソーラーパネルを農地の上に設置する形になります。
農地と太陽光発電の併用であれば、土地を転用する必要がありません。
転用できない土地の活用方法に悩んでいる方にもおすすめです。
アパート経営を行う
農地の活用方法として、アパート経営を行う方法があります。
アパート経営には、以下のようなメリットがあります。
・固定資産税の節税になる
・比較的面積が狭い場合も運営できる
・毎月定期収入を得られる
・相続税を軽減できる
とくに、固定資産税が大幅に軽減されるので、節税目的にアパート経営を検討するケースが多いです。
また、相続税対策にもなります。
ただし、アパート経営を行う場合、初期費用が高額になるので慎重に検討することが大切です。
資材置き場として利用する
農地は資材置き場として利用することが可能です。事業者に対し、資材を置くスペースを提供します。
土地を貸し出すだけなので、建物を建設する必要はありません。
農地によっては建物の建設が制限されているケースがありますが、資材置き場としてであれば活用しやすいでしょう。
大きな収益は期待できないですが、初期費用もほとんどかからないので、リスクの少ない方法です。
高齢者施設を建てる
農地に高齢者施設を建設するのも、有効な活用方法です。高齢者施設は広さが必要なので、農地に建てる建物としてはぴったりです。
需要もあるので、軌道に乗れば大きな収益を得られます。
ただし、高齢者施設を建設するには、農地を宅地に転用する必要があるので注意が必要です。
また、高齢者施設は比較的規模の大きい建物なので、初期費用が高額になります。
農地を活用する際は、「農地として活用を継続する」「農地から転用して他の活用方法を見いだす」など、周辺環境や状況を考慮して選ぶ必要があります。
周囲のニーズによっても最適な活用方法が異なるので、最大限活用できる方法を検討しましょう。

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