空き家問題について知ろう|あなたの家が空き家になる前に
「実家が空き家になってしまった」「親から相続した家が使えていない」こんな悩みを持っていませんか?
実は日本全国でこのような空き家の問題が増えているんです。
この記事では、空き家問題について分かりやすく説明し、もし空き家を持っている場合にどうすればいいのかについてお話しします。
空き家って何?どうして増えているの?
空き家とは、簡単に言うと「誰も住んでいない建物」のことです。
親が高齢になったり、都会に引っ越したり、亡くなった後に相続したりすると、家が空いてしまうことがあります。
なぜこんなに空き家が増えているのでしょうか。その理由は大きく3つあります。
1つ目は、
日本全体で人口が減っているということです。
昔は日本の人口は増え続けていましたが、今は減ってきているんです。
だから新しく建てられる家もあるのに、古い家には誰も住まなくなってしまうんですね。
2つ目は、
親から子どもへの相続の問題です。
親が亡くなった時に家を相続することになりますが、既に他の場所に住んでいる場合その家をどうしたらいいか分からず、そのまま放置してしまうことがあります。
3つ目は、
古い家の価値が低いということです。
昔の家は今の建築基準では劣っていることも多く、売ろうと思っても買い手がつきにくいため、そのまま放置されてしまうんです。
空き家ってどのくらい増えているの?
日本全国にはどのくらいの空き家があるのでしょうか。
国の調査によると、約840万戸の空き家があるとされています。これは全国の住宅の約7軒に1軒が空き家ということになります。かなり多いですよね…
特に地方の方が空き家が多い傾向にあります。都会に若い人が集中して移り住んでいるため、地方の家がどんどん空いてしまっているからです。
空き家があると何が問題なのか

「空き家があっても、自分の家だし別にいいのでは?」と思う人もいるかもしれません。
でも実は、空き家には結構な問題があるんです。
-家が傷んでしまう-
誰も住んでいない家は、どんどん傷んでいきます・・・雨漏りがしたり、壁がカビだらけになったり、窓が割れたりしてしまいます。
数年経つと、修理するのにも莫大な費用がかかるようになってしまうんです。
-近所の人に迷惑がかかる-
空き家は見た目が悪くなるだけじゃなく、周りの環境を悪くしてしまいます。
ネズミやゴキブリなどの害虫が増えたり、不法投棄の場所になったりするんです。
また、最悪の場合、火災が起きたり、建物が倒れてきたりする危険もあります。
-税金と維持費がかかり続ける-
空き家でも、あなたが所有している限り、毎年税金(固定資産税)を払い続けなければいけません。
使っていない家にお金を払い続けるのは、なんだかもったいないですよね。
さらに、定期的に管理しないと、地域から指導を受けることもあります。
-地域全体の雰囲気が悪くなる-
空き家が増えると、その地域全体が「衰退している」という印象になってしまいます。
すると、そこに住もうと考える人も減り、さらに空き家が増えるという悪いループが生まれてしまうんです。
空き家をどうすればいい?3つの選択肢
選択肢1:思い切って売ってしまう
一番シンプルな方法は、空き家を売ってしまうことです。
不動産屋さんに相談して、買ってくれる人を探してもらいます。売ってしまえば、税金も払わなくていいし、維持費もかからなくなります。
ただし、古い家や地方の家は、なかなか買い手がつかないこともあります。その場合は、解体して更地にすると、売りやすくなることもありますよ。
選択肢2:リフォームして誰かに貸す
もし家がまだ使える状態なら、きれいにリフォームして、誰かに貸すという方法もあります。
毎月家賃が入ってくるので、税金や維持費の足しにすることができます。
ただし、借り手を見つけたり、何か問題が起きた時に対応したりする手間がかかります。
不動産屋さんに管理してもらうこともできますが、その場合は管理費がかかります。
選択肢3:新しい使い道を考える
「売ることも貸すこともしたくない」という場合は、新しい使い道を考えるという選択肢もあります。
例えば、民泊として使ったり、小さなカフェやお店にしたり、イベント会場にしたりすることもできます。
地域に必要とされる施設になれば、地域貢献にもなりますね。
政府も応援してくれている
実は、国の方でも空き家問題について考えてくれているんです。
各地域の自治体では、空き家のリフォーム費用の一部を補助してくれたり、解体費用の一部を出してくれたりしています。
また、「空き家対策特別措置法」という法律があり、危険な空き家については、市町村が取り壊すよう指導することもできるようになっています。
もし空き家を持っているなら、まずは自分の地域の市役所や町村役場に相談してみてください。
どんな支援制度があるのか教えてくれますよ。
空き家を持っている人は今すぐこれをしよう
「自分も空き家を持っている」という人は、ぜひこの3つのことをやってみてください。
1.定期的に家を見に行く
まずは、その空き家が今どんな状態なのかを知ることが大切です。
3ヶ月に1回くらいは、現地に行って見てみましょう。傷んでいないか、不法投棄されていないか、近所に迷惑をかけていないか確認します。
2.専門家に相談する
1人で悩まずに、専門家に相談してみましょう。
あなたの状況に合わせた最良の方法を教えてくれます。相談は無料でやってくれることが多いですよ。
3.制度について調べる
市役所に電話して、空き家に関する補助金や支援制度があるか聞いてみてください。
思わぬ形で応援してくれることがあるかもしれません。
■空き家は早めの対応が大切■
空き家問題は、あなただけの問題ではなく、日本全体の問題です。
でも、逆に言うと、あなたが早めに対応することで、地域の役に立つこともできるんです。
「いつかなんとかしよう」と後回しにすればするほど、家は傷み、問題は大きくなります。
実家が空き家になったり、相続で空き家を持つことになったりしたら、ぜひこの記事で紹介した3つの選択肢から、自分たちに合ったものを選んで、前向きに進めていってくださいね。
あなたの空き家問題が解決することを願っています。
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