数年前は農業をしていたものの、現在は何も作っていない農地をお持ちの方も多いでしょう。
実は、この遊休農地は放置していると固定資産税の支払いなど多くのお金が出ていきます。
そう考えると、資金が流れっぱなしにするよりもその土地を活用して収益を生んだほうが利益を得ることもできます。
今回はそんな遊休農地を持つ人に向けて、さまざまな活用方法について解説していきます。
ぜひ、遊休農地を有効活用して収入につなげてください。
遊休農地の転用後に可能な3つの活用法
遊休農地を転用する際には、転用後にどう使うのかという一般条件の審査を通る必要がありますが
遊休農地の活用方法としては以下の3つのいずれかを選択する方が多くなっています。
・駐車場 ・太陽光発電 ・アパート経営
ここでは、上の3つの活用法について解説するので、検討している方は以下の内容をしっかりと理解しておきましょう。
住宅街に近いなら駐車場経営
転用を行う農地が住宅街に近い場合は駐車場にするとよいですが、例としては月極駐車場にしていくのがよいでしょう。
なぜなら、駐車場の少ない都会はもちろん、マイカー利用が当たり前の地方でも需要があるためです。
その需要にしっかりと応えられれば、安定した利益が見込めます。
コンクリートを敷き詰めたり設備を用意したり、初期投資が意外にかさむのではと思う方もいるかもしれませんが
整地をして枠を引けば駐車場として完成するので、それほど費用はかかりません。
日当たりがよく広い農地なら太陽光発電
農地の面積が広く日当たりがよいなら、太陽光発電を行うことも選択肢のひとつです。
こちらは、ソーラーパネルを設置して、売電収入によって利益を得ていく仕組みですが、初期費用としては数百万円の費用がかかり
駐車場経営と比べると高くなります。
一方で、ランニングコストがそれほどかからず、国からの補助や補助金があるなどメリットが多いです。
また、耕作を続けている農地があるなら、ソーラーシェアリングが使える点もありがたいです。
農業と太陽光発電の両者を同時に行えるもので、ソーラーパネルを農地の数m上に配置して下では農業を行います。
メリットは、特に転用できない土地でも一時転用という形で利用できる点です。
固定資産税の節税になるアパート経営
不動産を建てる関係上、アパート経営は初期投資がほかの方法よりもかかります。
しかし、狭い土地であっても経営することが可能であったり毎月の現金収入があったりすると同時に
税金面では固定資産税が6分の1に減額されます。
固定資産税の高さに悩んでいるなら、アパート経営は非常に向いているといえるでしょう。
さらに、相続税も一定の減額処置が受けられるので、家族に遺産として残したい場合も検討してみるのもいいと思います。
遊休農地を収益がある土地に変えよう
遊休農地は現在活用されておらず、将来も活用されない予定の農地のことですが、放置すると固定資産税が高くなることや
周りに迷惑をかけてしまうことも少なくありません。
そのため、体験農園で観光化したり農地を売って現金にしたり、または転用して駐車場などにしたりするとよいです。
あなたにとって、収益が期待できる方法で活用してください。