収益マンションの価格は築年数に大きく左右されます。
築年数からみたマンション売却の最適なタイミングはいつなのでしょうか。
また築年数以外でも、周辺環境や社会情勢などの要素もマンション価格に影響します。
本記事では、マンション価格と築年数の関係、価格の下落率からみた売却のタイミングを解説します。
また、売却価格に影響する要素も確認して、売却方法を工夫してみましょう。
マンションの最適な売り時とは
マンションの最適な売り時を判断するには、さまざまな要素を具体的に分析する必要があります。では、売り時を考える上での3つの数値について解説します。
近年のマンション価格の推移
国土交通省の「不動産価格指数」によると、震災の復興や東京五輪開催決定を受け、2013年以降マンションの価格相場は上昇を続けています。
2020年3月以降から拡大した新型コロナウイルスの影響で一時的に価格の下落が見られましたが、中古マンションの需要安定しており、価格も回復傾向にあります。
不動産の購入ニーズから見る売り時
一般的には、人事異動など引っ越しシーズンに購入が増えるイメージが多いですが、マンションの購入については成約を希望する月の2~3ヶ月前から
購入に向けて動き出す傾向があります。購入ニーズは月単位で変わるので、成約が多い月を正確に把握しましょう。
ただし、購入ニーズが増える時期には売却を考える物件も増えるので、値引きをするなどライバルに差をつける必要が出るかもしれません。
不動産の市場動向から見る売り時
中古マンションの需要は増えていますが、新築マンションの価格相場が下がっている時期だと、売ろうと思っているマンションより新築マンションの方が安い
という状況になってしまいます。そのため、不動産の市場動向に注意が必要になります。
経済政策・税制等から見る売り時
マンション購入する場合、住宅ローンを利用する人が多いと思います。その場合、一番気になるのが金利です。
金利によってローンの返済額が大きく変わるため、住宅ローンの金利相場によって売り時が影響が受けると言っても過言ではありません。
築年数が古いマンションを売却する場合のコツ
築年数が古いマンションを売却する場合、どんなポイントに注意すればよいでしょうか。
売却する場合のコツを紹介します。
コツ1:リフォームはしない
築年数が古いマンションを購入する人は、自分好みのリフォームをしたいと考える人が多いです。そのため、リフォームされている物件よりも、リフォーム分の費用が値引かれている物件の方が好まれます。売主がリフォームしている場合、リフォームの内容が希望と違う、条件と合わないなどの理由から売れにくくなる可能性もあります。
コツ2:不動産会社に「買取」をしてもらう
マンションを売る場合、様々な手続きや検討事項が発生します。スムーズに売却が進まないことや、早く売りたいのに売れない状況が発生する場合もあります。
その場合は、不動産業者に買取してもらうことも検討に入れましょう。
不動産会社の中には物件を買取し、リフォームして売却する会社もあるので、そういった会社に買い取ってもらうのもひとつの方法です。
コツ3:複数の不動産会社に査定してもらう
不動産業会社に買取をしてもらう、仲介してもらうなどそんな場合でも、業者選びが重要になります。
業者を選ぶ際は、1社だけに任せるのではなく、面倒でも複数の不動産会社に見積もりを取って比較をしましょう。
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