自分が現在住んでいる地域とはまったく違う遠隔地に土地を所有している場合には
どのように売却したらよいのでしょうか。
通常、土地の売却には現地で不動産会社を探したり、内覧への立ち会いが必要だったり、何度も現地へ赴く必要があります。
しかし、遠隔地の土地では交通費や宿泊費をかけて何度も往復するのが難しいこともあります。
[遠隔地の土地を売却する不動産会社の選び方]
遠隔地の土地の売り進める上で、売買契約と引き渡しのとき以外は
ほぼすべての過程を不動産会社に任せることができます。
売却の大部分の過程を任せるのであれば、やはり信頼できる不動産会社を選びたいものです。
自分が直接現地に行って不動産会社選びをできないのであれば、どのように不動産会社を見つけたらよいのでしょうか。
遠隔地の土地を売却するための不動産会社の選び方について見ていきましょう。
大手か地元密着かにこだわらない
不動産会社には全国規模で展開している大手企業と、地元密着の中小企業があります。
遠隔地の土地を売却するのであれば、大手企業と地元密着のどちらかにこだわらずに探したほうよいでしょう。
地方でも比較的売りやすい土地であれば大手企業のほうが高額での売却が期待できます。
しかし、なかなか需要が少ない土地の場合には、中小企業の地元密着の情報網を生かしたほうがよいかもしれません。
査定結果とその理由などをよく聞いた上で、納得できる対応をしてもらえる不動産会社を選択しましょう。
一度実際に会ってから不動産会社を決める
遠隔地の土地を売却するときでも、できれば一度担当者と直接会ってから
媒介契約を結ぶかどうかを決めたほうがよいでしょう。
直接現地へ行くのが難しいのであれば、Web会議システムでのビデオ通話もおすすめです。
担当者の人柄や知識量、対応力などは直接顔を合わせて話してみなければわかりません。
遠隔地の土地の場合には、自分が直接、売却活動を見ることができないので
本当に大切な土地の売却をおまかせできるかどうかを、自分の目で判断するようにしましょう。
準備を整え遠隔地の土地の売却をスムーズに進めよう
以前自分が住んでいた場所の土地だったり、親や親族から相続した土地だったり
遠隔地の土地を所有している理由は人それぞれでしょう。
しかし、どのような理由でどのような土地を所有していたとしても、自分で活用することができなければ
固定資産税などの費用負担だけが続く負の財産です。早めに売却を進めたほうがよいでしょう。
遠隔地の土地であっても、自分でそれほど現地に赴かなくても売却を進めることは可能です。
手間や費用はかかりますが、契約や引き渡しも立ち会わなくてもできます。
遠隔地の土地の売却はしっかりとした準備が大切です。
ぜひ、早め早めに行動して、信頼できる不動産会社を見つけて、売却をスムーズに進めていきましょう。