相続で共有名義にすると将来トラブルになる?
不動産の共有持分問題、売却できないリスク、解消方法まで専門的に解説
相続前に知るべき対策をまとめました。
「とりあえず兄弟で共有にしておこう」
「平等に分けるなら共有名義が一番無難」
実はこの考え方が、将来の相続トラブルの大きな原因になることがあります。
共有資産、特に不動産の共有名義は、一見公平に見えても、時間が経つほど問題が複雑化しやすい仕組みです。
この記事では、共有不動産が争いのもとになる理由と、相続前にできる具体的対策を分かりやすく解説します。
■ なぜ共有名義はトラブルになりやすいのか?
① 売却には共有者全員の同意が必要
不動産を共有すると、売却・建替え・大規模修繕などは原則として共有者全員の同意が必要です。
つまり、1人でも反対すれば売却できません。
「売りたい人」と「残したい人」で意見が分かれた瞬間、不動産は動かなくなります。
② 世代をまたぐと共有者が増える
共有者が亡くなると、その持分はさらに相続されます。
結果として、
●3人共有 → 次世代で6人共有
●さらにその子へ相続 → 10人以上
というように、権利関係がどんどん複雑になります。
これを「共有の細分化」と呼び、売却困難な不動産の典型例です。
③ 固定資産税・管理負担の不公平
税金は持分割合で負担するのが原則ですが、実際には誰か1人が立て替えているケースも少なくありません。
金銭負担の不均衡は、感情的対立を生みやすい要因です。
■ 共有不動産を放置すると起こること
●売れない
●貸せない
●建替えできない
●相続人が増え続ける
●空き家化する
結果として、「資産」ではなく動かせない負動産になる可能性があります。
■ 相続前にできる4つの対策
① 単独名義での承継を検討する
共有にせず、1人が相続し代償金を支払う方法(代償分割)も有効です。
② 不動産を売却して現金で分ける(換価分割)
不動産を売却し、現金で公平に分配する方法です。
共有トラブルを避ける現実的な手段です。
③ 遺言書を作成する
「誰に何を相続させるか」を明確にしておくことで、共有状態を未然に防げます。
④ 生前に資産整理を行う
元気なうちに売却や整理を行うことで、相続時の選択肢が広がります。
| 選択肢 | 将来リスク | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 共有のまま相続 | 高い | △ |
| 単独相続(代償分割) | 低い | ◎ |
| 売却して分割(換価分割) | 非常に低い | ◎ |
■ あやめ不動産の考え方
共有そのものが悪いわけではありません。
問題は、出口戦略を決めずに共有にしてしまうことです。
「将来売れるのか」 「誰が管理するのか」 「次世代で揉めないか」
相続前の準備が、家族関係を守ります。
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